© 2019 YUSUKE WAKATA

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空を研ぐ

2018 300×400×60(mm)

Polyester film, acrylic

私たちが見ている景色は確かにそこに在るかのように感じるが、それは光として認識している一種の現象でしかない。さらにそれらの光景は静止することなく常に変わり続けているとともに、人々の中には記憶としてのみでしか"存在している"と言うことのできない--ある意味で脆い日常の断片である。この作品では写真を立体化した後、パズルのように再構成することによって、そのような揺れ動く日々の表現を試みた。フィルムにより立体化された写真は距離や角度によってその輪郭が変化し、同時に反射する表面は記録写真としての機能が低下する。画面から浮かび上がる空の景色は誰もが見る当たり前の光景であるが、その抽象性により”記憶・記録する”という行為の不確実性が見てとれるのではないだろうか。