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営みの光

SMART ILLUMINATION YOKOHAMA 2017

2017.12

東日本大震災による停電は、私たちに光が人間の営みそのものであると再認識させた。人々が集う場所には光があり、それが私たちに一種の安息感を与える。そのような感覚を抽出した光を生み出すことは可能だろうか。​この作品は、設置場所である象の鼻パーク内の3カ所にマイクを設置することで、周囲のざわめきを集音し、その音の強弱に会わせて光を明滅させている。人々の声、船の汽笛、足音などに光が反応し、炎のようにゆらめく光は、音を切り口とした"生"の具象化である。​​周囲の音によって生み出された営みの炎を鑑賞することで、当たり前に存在する生の断片を感知していただきたい。

Yusuke Wakata / Kota Wakui

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