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Life Beat
TOKYO MIDTOWN DESIGN TOUCH
2022.10
六甲山で毎年行われる「六甲ミーツ・アート芸術散歩2019」への出展作品。 六甲山の北西地域には、神功皇后が金の鶏を埋めたという伝説がある。村が衰えた時でないかぎり掘り出してはならないとされた金の鶏。私はその鶏をプラスチックという現代的な素材でできた金の花びらを寄せ集めることで形作った。池の中央でこちらを見つめるような金の鶏の強い存在感と、それとは対照的に伝説がいまや花びらにように儚いという現実。作品はこの 2 つの側面を表現している。また、芸術祭期間中は来場者を船に乗せ、池の栄枯衰退と山の歴史を伝える遊覧ツアーを行い、場所が内包する歴史や時間を感じる機会をつくった。
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